テレビのアンテナレベルが安定しない!原因と対処方法を解説

テレビのアンテナレベルが安定しない!原因と対処方法を解説

自宅のテレビを視聴していて、映りがわるかったり映像が乱れたりするのはアンテナレベルが安定していないからかもしれません。また、アンテナレベルが低いと、特定のチャンネルだけ映らないなんてこともあります。

テレビのアンテナレベルが安定しない・低いという状況なら、原因を知り対処方法を施すことで改善できるかもしれません。そこで今回は、テレビのアンテナレベルが安定しない・低い場合の原因と対処方法を紹介していきます。

安定しないテレビのアンテナレベル

はじめに、そもそもテレビのアンテナレベルとは何なのかを解説するとともに、アンテナレベルの確認方法や基準についても紹介します。

テレビのアンテナレベルとは?

アンテナレベルとは、地上デジタル放送の電波を受信する強度のことを指しています。受信強度と呼ばれることもあるのですが、一定のレベルの電波を受信しなければ映像が乱れたりするのです。そのため、「テレビのアンテナレベルが安定しない」=「安定したテレビ視聴ができない」ということになります。

テレビアンテナの最大値は、使用しているテレビの機種によって異なります。ただ、一般的に50~65程度の強度があれば安定したテレビ視聴が可能です。

アンテナレベルの確認方法

使用しているテレビのアンテナレベルは、自分でも調べることができます。テレビの機種によって調べて方は違うのですが、基本的な操作は同じです。そこで、基本的なアンテナレベルの確認方法を紹介しておきましょう。

手順1.テレビリモコンの「ホーム」ボタンから「設定」を選択

手順2.受信設定を選択

手順3.アンテナレベルを選択

基本的にはこの3つの手順にて、アンテナレベルを確認することができます。ただ、機種によって細かい部分が違うため、わからない場合はテレビの説明書でアンテナレベルの確認方法を調べましょう。

アンテナレベルの基準はメーカーによって異なる

テレビアンテナは地上波用、またはBS/CS用といった種類はあるものの、屋上やベランダにアンテナが設置されていればどのメーカーのテレビでも視聴することができます。

ただし、このとき注意しておきたいのがアンテナレベルの基準について。実はアンテナレベルの最大値は、使用しているテレビの機種によって異なります。国内の代表的な家電メーカーごとの基準値としては、以下の数値をクリアしていれば問題なく視聴できます。

l  Panasonic 44以上
l  SONY 緑
l  SHARP 60以上
l  東芝 30以上
l  三菱 22以上
l  日立 18以上

上記のように、ほとんどのメーカーはアンテナレベルを数字で表記することが一般的ですが、中にはSONYのように色で分けられている場合もあります。

また、テレビに表示される数値の基準もメーカーによって大きく異なるため、一概に「◯◯以上の数値であればOK」と判断することは難しいのです。

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アンテナレベルを確認すべきタイミング

テレビを設置した時点では問題なく視聴できていても、何らかの理由によってアンテナレベルが不安定になったり、低下したりすることがあります。頻繁にアンテナレベルを確認する必要はありませんが、特定の症状が現れたときや、環境が変わったときなどのタイミングで確認しておくこともおすすめです。

どのようなタイミングでアンテナレベルを確認すべきなのか、いくつか具体的なポイントを紹介します。

テレビが映らないとき

テレビの電源をつけたものの、音声や映像が全く映らない場合はアンテナレベルを確認してみましょう。自宅に複数台のテレビがある場合は、特定の1台のみが映らないのか、自宅内にある全てのテレビが映らないのかによっても考えられる原因が異なります。

もし1台のテレビだけが映らないのであれば、アンテナ側ではなくテレビ本体側の不具合が考えられます。反対に、自宅内にある全てのテレビが同じ症状の場合は、アンテナ側に何らかの不具合が生じている可能性が高いといえるでしょう。

最終的にテレビとアンテナのどちらに不具合が発生しているのかを調べる際には、アンテナレベルを確認する必要があります。

テレビにノイズが発生するとき

アナログテレビの場合、電波が弱くなると映像が不鮮明になったり、細かな砂嵐のようなノイズが入ったりすることがありました。しかし、現在のデジタル放送の場合は、このようなノイズではなくモザイクのようなノイズが入ることがあります。

ただし、このような症状は必ずしもアンテナレベルの問題だけではなく、液晶の物理的な故障によって起こるケースもあります。こちらを判断する場合も、自宅内にある複数のテレビをチェックして同じ症状が出ているかを確認します。

台風や大雪などの災害が発生したとき

アンテナレベルが低下する典型的な要因としては、台風や大雪などの災害が発生し、アンテナに大きなダメージが加わるケースが考えられます。

特に近年では、毎年のように大規模な災害に見舞われることが増えており、アンテナの修理や取替工事の依頼が多くなっています。災害時に外に出ると思わぬ危険に巻き込まれることもあるため、目視でアンテナを確認するのではなく、まずはテレビ本体からアンテナレベルを確認してみましょう。

新居へ引っ越したとき

ほとんどの賃貸物件は正しくアンテナが設置されているため、室内のアンテナ端子にケーブルを接続するだけでテレビが試聴できます。しかし、新築物件の場合、一戸建て・集合住宅を問わずアンテナレベルが適正値にあるかを確認しておく必要があります。

もしアンテナレベルが低い場合は、管理会社や施工を依頼した業者へ依頼しアンテナの位置を調整してもらわなければなりません。

テレビを追加したとき

テレビが2台、3台程度であればほとんど影響することはありませんが、それ以外にも子ども部屋や書斎などにもテレビを増設する場合、電波が分割されるためアンテナレベルが低下することがあります。

電波を分ける「分配器」とよばれる専用の機器を使用することで、複数台のテレビにアンテナが接続できるのですが、分配器に多くのアンテナケーブルを接続しているとこのような症状が現れることもあるため、あらかじめアンテナレベルが適正値であるかを確認しておきましょう。

アンテナレベルが安定しない原因を解説

アンテナレベルが安定しない原因は、大別すると4つほど考えられます。それぞれの原因を解説していきますので、アンテナレベルが安定していないなら該当する原因はないかチェックしてみてください。

原因1:アンテナの向きが間違っている

アンテナレベルが安定していない理由は、アンテナの向きが間違っているからかもしれません。アンテナを設置した時には正しい向きだったとしても、風の影響によって向きが変わっている可能性があるのです。とくにUHFアンテナの場合、風の影響を受けやすくて向きが変わってしまうことがあります。

台風などによる強風があってからアンテナレベルが安定しなくなったのなら、アンテナの向きが原因かもしれません。アンテナの向きの調整はとても重要なのですが、慣れない屋根上での作業となります。そのため、できるだけ専門業者に依頼するのがおすすめです。

原因2:アンテナケーブルの接触不良

テレビに接続するアンテナケーブルが正しく接続されていない、もしくは接触不良となっているとアンテナレベルが安定しません。普通に生活していれば、アンテナケーブルを触る機会はありません。しかし、テレビの位置を移動させたり、テレビ周辺のお掃除をしたりする際に接触不良を起こしてしまうことがあるのです。場合によっては、断線してしまうケースもあるので注意してください。

原因3:アンテナからテレビまでの距離

アンテナとテレビの距離が長い場合、アンテナレベルが安定しないことがあります。距離が長いほど、接続しているケーブル・配線が長くなります。その結果、信号が損失してしまい、電波の受信が届きにくくなってアンテナレベルが低下するのです。

そのため、テレビの設置場所は、アンテナの位置も考慮するべきです。また、どうしてもアンテナとテレビまでの距離が長くなってしまう場合、それなりの対処をするようにしましょう。対処方法については、次の章にて解説するので参考にしてみてください。

原因4:アンテナの故障や破損

アンテナが破損している場合、アンテナレベルが安定しません。そのため、アンテナレベルが安定しない時には、アンテナが破損していないのかチェックをするべきです。また、アンテナの故障が原因のケースもあります。ただ、アンテナの故障や破損が原因だった場合、アンテナレベルが急にゼロになってしまうことが多いです。いきなりアンテナレベルがゼロになったら、まずはアンテナの故障・破損を疑ってみてください。

原因5:居住エリアが弱電界地域

住宅を建てた場所によっては、そのエリア自体が弱電界地域(電波が弱い地域)であるためアンテナレベルが安定しないケースがあります。また、引越し先でテレビを接続して初めて弱電界地域であることが判明する場合もあるでしょう。

ちなみに、弱電界エリアが広範囲にわたっている場合は、別の場所に共同アンテナを建てたり、ケーブルテレビを契約したりして対応することもあります。

原因6:自宅周辺の環境が変わった

引越しをしたり住宅を新築したりした際には電波の状況に問題がなかったとしても、その場所に住み続けているうちに周辺の環境が変わってくるケースもあります。典型的な事例として挙げられるのが、自宅の隣にマンションやビルが立ち、電波が届きにくくなるケースです。

テレビの電波はある程度障害物に強い特性はあるものの、条件次第では電波が遮られ、従来のアンテナ設備では受信できなくなることも十分あり得るのです。

原因7:樹木や雨で電波が減衰している

樹木の葉や雨が電波を減衰させ、テレビアンテナレベルを低下させる要因になることがあります。これはテレビに限らず、携帯電話など電波を使用する機器全般に共通するものです。

ただし、比較的稀なケースであり、特定の条件が重なったときに起こる場合がほとんど。アンテナレベルが低下する要因を特定する際には、テレビ本体およびアンテナの故障や設備の不具合、周辺環境などを調査しても原因が特定できない場合、ひとつの可能性として検討されます。

一般住宅で考えられるのは、自宅周辺の樹木の選定を放置して枝や葉が生い茂り、アンテナレベルに影響を与えるケースです。特に近隣住民の庭先にある樹木が影響していると、トラブルに発展する可能性もあるため、あくまでも慎重な対応を心がけましょう。

原因8:電波障害が発生している

普段はアンテナレベルが安定しているにもかかわらず、特定の時間帯やタイミングで電波が悪くなる場合、電波障害が発生している可能性も否定できません。また、他のチャンネルは映るにもかかわらず、特定のチャンネルのみが受信できない場合も電波障害が起こっている可能性があります。

電波障害とは主に妨害電波が発信されて起こるもので、その多くはブースターの異常によって発生します。本来であればアンテナからテレビの入力側へブースターの信号は流れますが、何らかの異常が発生しアンテナ側に流れてしまい、電波を発信したときに電波障害が起こります。

場合によっては自宅だけではなく、周辺エリア一体が電波障害によってテレビが見られなくなるケースもあるのです。

アンテナレベルが安定しない時の対処方法を解説

アンテナレベルが安定しない原因がわかったら、それに対応する対処方法を行うべきです。そうすれば、アンテナレベルが安定するかもしれません。そこでここからは、アンテナレベルが安定しない時の対処方法について紹介していきます。

対処方法1:アンテナの向きを正しくする

アンテナが強風などの影響で向きが変わっていた場合、正しい向きに直すことでアンテナレベルは安定するはずです。自力でアンテナの向きを直すなら、まずは電波塔の位置を正確に知る必要があります。最寄りの電波塔を知る方法ですが、アプリを利用するのが手軽でおすすめです。『地デジアンテナ調整』アプリというものがあり、このアプリを使えば電波塔の位置がわかり最適な向きに調整することができます。

また、BS/CSアンテナの場合は地上波と調整の仕方も異なります。BS/CSアンテナは地球の軌道上にある静止衛生の方角(南西)に合わせて設置するのですが、住んでいる地域によっても微妙に仰角(上下の角度)と方位角が変わってくるのです。これは地球を立体で見たとき、たとえば北海道と沖縄では静止衛星までの方向や角度が異なるためです。

地上波アンテナの向きを変えるのは屋根上での作業です。高所での作業であり、しかも慣れていない作業となります。そのため、転落などのリスクがあるため、基本的には専門業者に依頼するのがおすすめです。自力で行う場合には、安全確認をしてから無理のない範囲で行いましょう。

一方、BS/CSアンテナの場合はベランダに設置されているケースも多いですが、アンテナを固定したり仰角や方位角を合わせながらアンテナレベルを調整する作業も必要なため、地上波アンテナの調整と合わせて業者に依頼するのがベストな方法といえるでしょう。

対処方法2:アンテナケーブルをつなぎ直す

アンテナケーブルの接触不良が原因の場合、まずはアンテナケーブルをつなぎ直してみましょう。接続し直すことで、アンテナレベルが安定するケースが多々あります。また、アンテナケーブルをつなぎ直してもアンテナレベルが安定しない場合、ケーブルが劣化しているかもしれません。そのため、新しいアンテナケーブルに交換してみるのもおすすめです。

ちなみに、アンテナケーブルは屋根やベランダなどから天井、壁を通って室内のアンテナ端子までつながっています。そのため、目に見える範囲内ではアンテナ設備に異常がなくても、天井裏や壁の内部にあるケーブルが害獣などによって切断されているケースも少なくありません。

対処方法3:ブースターを設置する

テレビとアンテナの距離があり、それが原因でアンテナレベルが安定しないなら、「ブースター」を設置するという対処方法で改善できるかもしれません。ブースターとは高周波用の増幅器であり、アンテナからテレビまでの電波の損失を防ぐ効果があります。そのため、アンテナレベルの安定につながるのです。テレビとアンテナの距離があるなら、ブースターを設置してみてください。

対処方法4:B-CASカードの差し直し・交換

デジタル放送を試聴するためには、テレビ本体やアンテナ設備はもちろんですが「B-CASカード」も必要です。これは携帯電話に差し込むSIMカードに似たもので、ハードウェアがあってもB-CASカードが差し込まれていないとテレビ放送を受信することができません。

アンテナレベルに問題がない場合は、テレビの内部でB-CASカードの接触が悪く認識できない状態になっていたり、B-CASカードそのものが劣化していたりする可能性もあるのです。

そのため、まずはB-CASカードの異常を切り分けて判断するためにも、テレビからB-CASカードを差し直して症状が改善するかを確認してみましょう。もしB-CASカードが劣化していた場合、再発行してもらう必要があります。B-CASカードの再発行はWeb上からの手続きが可能で、手数料として1枚あたり2,160円かかります。

お申込みサイト:B-CASカード再発行のお申込み

対処方法5:専門業者に相談・依頼する

アンテナレベルが安定しない場合、専門業者に相談・依頼するのも対処方法の1つです。すべて自分で対処するのもいいですが、原因が複雑で自分では対処できないケースもあります。そのため、初めから専門業者に相談してみて、原因をはっきりさせて対処するのも選択肢としてありです。

専門業者に相談すれば、アドバイスや対処方法も丁寧に教えてくれます。もちろん、そのまま依頼してアンテナレベルを安定させることも可能です。自力で改善できない時には、専門業者に相談・依頼してみてください。

アンテナの修理や調整は専門業者へ依頼したほうが良い理由

アンテナレベルが低下したり不安定になったりする場合、多くは屋外に設置されているアンテナ本体や住宅内に敷設されているケーブルなどに原因があるケースが多いものです。仮にアンテナの設備に問題がないとしても、総合的にトラブルシューティングをしてみないと原因を特定することは極めて難しいもの。

そこで、アンテナの修理や調整は専門業者に依頼するのがベストな方法といえます。アンテナの設置や調整作業自体は特別な資格や免許がなくてもできますが、作業に慣れていない方が行ってしまうとさまざまなリスクがあるのです。

アンテナの調整は高度な専門知識が必要

アンテナレベルを適正な範囲内に設定するためには、微妙な調整と精密な作業が要求されます。基本的にはアンテナが設置されている屋上やベランダで作業をする人と、屋内のテレビでアンテナレベルを確認して作業者に伝える人の2名体制で行う場合がほとんどです。

仮に作業に慣れていない一般の方がこのような作業を行おうとすると、調整の加減が分からず適当な場所に設置してアンテナレベルをさらに悪化させてしまうこともあります。また、設置作業においては強風にも耐えうる補強や固定をしておく必要があり、この作業が甘いと周辺の住宅にアンテナが落下し被害を与える可能性もあるのです。

高所での作業のため危険が伴う

作業経験のない一般の方にとって最大のリスクは、高所作業による落下の危険性です。一般住宅とはいえ、平屋建てでも屋根からの高さは3メートル以上あるため、万が一落下してしまうと負傷は避けられないでしょう。

不安定な足場のなかで工具や設置用の部材を持って作業することは極めて危険です。高所での作業に慣れている方を除き、一般の方は決して無理をすることなくプロの専門業者に依頼したほうが安全です。

住宅設備の一部を破損する可能性もある

アンテナレベルが低下している原因を突き止めるためには、住宅内に設置されているアンテナ本体はもちろん、ケーブル類や分配器といった設備もくまなく点検しなければなりません。そのため、屋根に登ってアンテナを見るだけではなく、場合によっては屋根裏や壁の内部にある配線も確認する必要があるのです。

しかし、作業に慣れていない方の場合、誤って屋根の一部や壁を破損するリスクもあります。「作業の工賃を節約するため自力で行ってみたものの、結局住宅設備の補修に余計なコストがかかってしまった」という結果にもなりかねません。

アンテナブースターの選び方

周辺環境によってアンテナレベルが低下した場合などにおいて、その対策に用いられることが多いのがブースターです。しかし、一口にブースターといってもさまざまな製品があり、自分で取付可能なものから専門業者に依頼しなければならないものまで存在します。

そこで、ブースターはどのような基準で選べば良いのか、今回は3つのポイントを例に挙げて紹介します。

屋外用か屋内用か

アンテナレベルが低下している要因に応じて、ブースターも「屋外用」と「屋内用」を選択する必要があります。

たとえば自宅周辺の環境が変化して弱電界エリアになってしまった場合は、屋外用のブースターを設置する必要があります。アンテナの付近に設置するため電波の増幅効果も高く、極めて高い効果を発揮するのが屋外用ブースターなのです。

一方、屋内用は屋外用のブースターに比べると電波の増幅効果が限定的です。そのため、たとえば「テレビの設置台数を増やしたことでアンテナレベルが低下してしまった」といった場合などに利用されます。

当然のことながら、屋内用ブースターを屋外に設置してしまうと風雨によって不具合が起こったり、反対に屋外用ブースターを屋内に設置してしまうと増幅効果が半減してしまったりと、さまざまな問題が発生します。

屋内用ブースターは特別な工事も必要なく、テレビアンテナ端子とテレビ本体の間に接続するだけで利用できます。一方、屋外用ブースターの場合は、高所での設置作業やケーブルの敷設作業などが求められるため専門業者に依頼するのが一般的です。

屋内型ブースター 屋外型ブースター
電波の増幅効果 低い 高い
取り付け場所 テレビの近く アンテナの近く

※電源は屋内から延長

設置方法 ユーザー自身でも取付可能 専門業者による工事が必要

アンテナに対応したブースターを選ぶ

一口にテレビアンテナといっても、地上波のみに対応しているアンテナもあれば、BS/CS放送に対応しているアンテナもあります。たとえばアンテナが地上波にしか対応していないにもかかわらず、BS/CS放送にも対応したブースターを購入したとしても、見られる放送はあくまでも地上波のみです。

反対に、BS/CS放送に対応しているアンテナを設置しているにもかかわらず、ブースターが地上波にしか対応していないとBS/CS放送を試聴することはできません。

そのため、ブースターを選ぶ際には現在自宅のテレビで見られるチャンネルを確認しておくことが重要です。ちなみに、ブースターは地上波のことを「UHF」、衛星放送は「BS/CS」と表記されているものが一般的であるため、製品選びの際の参考にしてみてください。

ブースターで解決する問題なのかを見極める

アンテナレベルの低下によって電波が不安定になると、家電量販店やホームセンターなどではブースターを案内されることが多いです。たしかにブースターを設置して問題が解決するケースも多いのですが、必ずしもそうとは限りません

ブースターを購入する前に、「そもそもこの問題は本当にブースターで解決できるのか」をはっきりさせておく必要があるのです。そのためにも、自分自身で判断するのではなく、できるだけ専門の業者に来てもらい現場を見てもらったうえで判断する必要があるのです。

アンテナレベルは強すぎても良くない

「アンテナレベルは強ければ強いほど良いのでは?」と考えがちですが、実際には強すぎても弱すぎても良くありません。そのため、たとえばテレビの電波を発信する基地局からの距離や立地によっては、アンテナレベルが強すぎてテレビの映りが悪くなるケースもあるのです。

弱電界エリアではブースターとよばれる増幅器が使用されると紹介しましたが、アンテナレベルが強すぎる場合には「アッテネーター」とよばれる機器が使用されます。これはブースターの反対の役割、すなわち電波の出力を抑制するための機器です。

ちなみに、ブースターを設置する際にはアンテナレベルに応じて電波の増幅度合いを微妙に調節する必要があります。「利得(ゲイン)」とよばれる数値を調整する機能がブースターには備わっており、これを適正範囲内に合わせることでテレビが正常に映るようになります。

さまざまな環境要因によってアンテナレベルの改善が難しい場合の対処法

アンテナレベルが低下する要因はさまざまなものがありますが、専門の業者に依頼したとしても改善が難しいケースもあります。たとえば自宅付近に高層ビルが次々と建設されたことにより、ブースターを設置してもアンテナレベルが回復しないこともあり得るのです。

このような事態に陥った場合は、受信環境クリーン協議会という団体に相談してみると解決の糸口が見つかる可能性があります。受信環境クリーン協議会とは、電波障害に対する取り組みを行っている公的な団体で、誰もが公平に電波を利用できるよう、公共の福祉を推進しています。地域によって「関東受信環境クリーン協議会」や「近畿受信環境クリーン協議会」などに分かれており、各府県にも連絡会が設置されています。

受信環境クリーン協議会へ相談し、現在のままでは電波状況の改善が難しいと判断されると、共同アンテナやケーブルテレビへの加入など適切なアドバイスを行ってくれます。

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まとめ

テレビのアンテナレベルが安定しない場合、「アンテナの向き」「アンテナケーブルの接触不良」「アンテナからテレビまでの距離」「アンテナの故障・破損」などが原因として挙げられます。そのため、それらに応じた対処方法を取ることで、アンテナレベルを改善させることができるかもしれません。

弊社は、「アンテナレベルが安定しない」というお悩みについてもご相談可能です。原因を調査し、改善方法をアドバイスすることができます。アンテナレベルについてお悩みなら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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