• テレビアンテナ工事
  • テレビアンテナのトラブルに対応できる記事をまとめています。テレビが映らない、テレビアンテナが台風や強風で壊れたなど状況に応じてどう対処すべきかを解決することができます。また、テレビアンテナの基礎知識や仕組みの解説も記載してありますのでテレビアンテナを選ぶ際の目安、メーカーの特徴、メリットデメリット、工事の流れもご理解いただけます。
テレビアンテナにブースターは必要?選び方や設置方法

テレビアンテナにブースターは必要?選び方や設置方法

テレビの映りが悪い場合、ブースターを利用するというのも選択肢の1つです。ブースターを使うことによって、安定したテレビの視聴を行うことができるかもしれません。しかし、「ブースターって何?」という方もいるのではないでしょうか。そこで今回、テレビアンテナのブースターとは何であり、選び方や設置方法などについて紹介していきます。

テレビアンテナのブースターについて

まずはテレビアンテナに設置するブースターとは何なのか、基本的な概要から紹介しましょう。

そもそもブースターとは?

テレビアンテナのブースターは、地上波や衛星波(BS/CS)に対応した高周波用の増幅器のことを指しています。簡単に言ってしまえば、「テレビの放送電波を増幅する機器」です。弱い電波だとテレビの映りが不安定になってしまいますが、ブースターを利用することによって安定したテレビ視聴につなげることができます。

テレビアンテナの種類とブースター

テレビアンテナには、「地デジ用のアンテナ」「BS/CS用のアンテナ」「4K8K用のアンテナ」があります。ブースターを購入する際には、使用しているアンテナに対応しているのかをチェックすることが重要です。地デジ専用のブースターやBS/CS専用のブースターもありますが、どちらにも対応しているタイプのブースターもあります。また、テレビアンテナのブースターには「屋内用」「屋外用」の製品が用意されています。そのため、設置場所に応じたブースターを選ぶことが大切です。

ブースターにも寿命がある

テレビアンテナのブースターにも寿命があります。ブースターは電気で作動しており、経年劣化によって性能が落ちたり故障したりします。ただし、ブースターは明確な寿命があるわけではありません。使用している環境によって使用できる年数が変わってくるので要注意です。基本的には、湿度の低い場所で使用することで寿命を延ばすことができます。取り替えの目安としては、使用開始から10年~15年ほどとされています。

関連ブログ:テレビアンテナと分配器の関係!必要なの?自分で取り付け可能?

ブースターが必要なケースとは?

テレビアンテナにブースターが必要なケースは、主に2つが挙げられます。それが、「アンテナまでの受信電波が弱い」「アンテナからテレビまでの経路で電波の損失が多い」という2つのケースです。それでは、それぞれのケースについて詳しく解説していきます。

アンテナまでの受信電波が弱い

届く電波が弱い場合、ブースターが必要なことがあります。電波塔からの距離や障害物の有無によって、届く電波の強さは大きく変わります。受信できる電波が弱いエリアになると、テレビアンテナで受信してもテレビの映りが悪いことがあります。そこで、ブースターを使って増幅させることにより、映像をクリアにすることが期待できるのです。

アンテナからテレビまでの経路で電波の損失が多い

ブースターは弱い電波を増幅させるイメージが強いですが、それだけではありません。テレビアンテナで受信した電波の信号は、混合器や分配器を通過したり長い配線ケーブルを通ったりすることで損失(減退)してしまいます。その結果、テレビの映りが悪くなってしまうことがあるのです。この場合、ブースターを使うことで信号レベルを強化することができ、キレイな映像にすることができるのです。

関連ブログ:テレビのアンテナレベルが安定しない!原因と対処方法を解説

ブースターの選び方で重要な要素3

ブースターはたくさんの種類が販売されており、どれを購入すればいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで知っておきたいのが、テレビアンテナ用のブースターで重要な3つの要素です。ここでは、ブースター選びで重要な3つの要素について紹介していきます。

利得(ゲイン)

利得は、入力した電波信号をどのくらい増幅できるのかを示している数値のことです。入力した信号を基準とし、「dB(デシベル)」で表します。この数値が大きいほど、電波の受信状態を改善させる能力が高いです。ただし、利得が高過ぎると映りが悪くなってしまうケースもあるため注意してください。なかには、dBの範囲を自由に調整することができるタイプもあり、このタイプのブースターを選択することで使い勝手が良いです。

・雑音指数(NF

雑音指数とは、受信した信号がどの程度ノイズの影響を受けているのかを表しています。利得と同じく、dB(デシベル)という単位を使います。この数値が小さいほど、ノイズの影響を受けにくいです。ノイズの影響を受けにくいことで、受信した電波の品質を落とさずに増幅させることができます。

・定格出力

定格出力とは、受信した電波の品質を保ったまま増幅させることができる最大出力レベルを表しています。出力レベルが定格出力の範囲内なら、電波をスムーズに増幅できて綺麗に映すことができます。その範囲を超えてしまうと、故障してしまう恐れがあるので要注意です。そのため、定格出力の上限が高いブースターほど高性能であり、おすすめとなっています。

設置場所に応じて「屋内型」と「屋外型」を選ぶ

ブースターには屋内型と屋外型の製品があり、設置場所に応じて選ぶ必要があります。屋外型の場合、当然のことながら風雨による影響を防ぐというメリットもありますが、電波の増幅効果が大きく異なります。

屋外型のブースターはアンテナの近くに設置するため、その分増幅効果も高く、弱電界エリアの住宅においても高い効果を発揮してくれます。一方、屋内型は手軽に設置できるメリットがありますが、屋外型に比べると電波の増幅効果も限定的。屋外型ブースターは、主にテレビの設置台数を増やしたときに映りが悪くなった場合などに利用されます。

ちなみに、屋内型のブースターはテレビの近くに設置するため、ユーザー自身でも簡単に取り付けができますが、屋外型のブースターの場合は高所作業を伴うため専門の業者に依頼するのが一般的です。

屋内型ブースターと屋内型ブースターの特徴を分類すると、以下の表のようになります。

屋内型ブースター屋外型ブースター
電波の増幅効果低い高い
取り付け場所テレビの近くアンテナの近く

※電源は屋内から延長

設置方法ユーザー自身でも設置可能専門業者による工事が必要

地上波とBS/CS

テレビアンテナには地上波のみに対応しているものと、BS/CS放送に対応しているものがあります。そのため、BS/CS放送に対応しているアンテナを設置している場合、ブースターも地上波のみのものではなく、BS/CSにも対応している製品を選ぶ必要があります。

ちなみに、地上波は「UHF」、衛星放送は「BS/CS」と表記されるケースが一般的であるため、製品のパッケージをしっかりと確認しておきましょう。

4K/8K対応の可否

4Kや8Kに対応したテレビが販売されるようになり、BS/CSを中心に対応する番組も増えてきています。しかし、4K/8Kに対応したテレビを購入したからといって、アンテナが対応していなければ試聴することはできません。

当然、ブースターも4K/8Kに対応した製品を選ぶ必要があります。

関連ブログ:弱電界地域ならパラスタックアンテナがおすすめ!その理由とは?

ブースターの設置方法や調整について

テレビアンテナのブースターを購入したら、次に行うのが設置です。そこで知っておきたいのが、設置方法や調整のやり方についてです。ここからは、テレビアンテナのブースターを設置する方法や調整の仕方について紹介していきます。

ブースターの設置方法

テレビアンテナのブースターは、アンテナの後に設置することになります。設置方法ですが、まずはアンテナからつながっているケーブルを接続します。その後、ブースター電源部から増幅部へケーブルの配線を確認して接続してください。分配器を使用している場合には、ブースター電源部から分配器へケーブルを接続します。これで、一般的なテレビアンテナのブースターの設置は完了です。

ブースターは調整も必要

ブースターは、しっかりと調整する必要があります。アンテナの信号強度は強いほど良いイメージがありますが、実際にはそうではありません。弱すぎるのもダメですが、強すぎてもダメなのです。そのため、ブースターを設置したら、ブースターの入力信号推奨レベルにする必要があります。せっかくブースターを設置しても、調整をしっかりしておかないと逆効果になってしまうので注意してください。

ブースター設置の費用相場

ブースターを設置する場合、どの程度の費用がかかるものなのでしょうか。今回は屋内型ブースターをユーザー自身が設置する場合と、屋外型ブースターを専門業者に依頼して設置してもらうケースについてそれぞれ解説します。

個人で設置する場合

屋内型ブースターをユーザー自身で設置する場合、かかる費用はブースター本体価格のみです。屋内型ブースターの基本的な設置方法は、室内にあるテレビアンテナ端子とテレビとの間にブースターを接続します。レコーダーを設置する方法と似ているため、自身で接続作業を行った経験がある方であれば簡単に取り付けができることでしょう。

屋内型ブースターは製品によっては「卓上型」と表記されていることも多く、BS/CSに対応した製品は10,000円前後、地上波のみに対応した製品は5,000円前後で販売されていることが多いです。

ちなみに、これまでテレビアンテナの設置を自分自身で行った経験のある方であれば、屋外型ブースター本体と工事用の部材なども含めて5,000円程度で取り付け可能な製品も多いです。

ブースターの設置や調整を専門業者へ依頼する場合

次に、屋外型ブースターを設置する際に専門業者へ依頼するケースで考えてみましょう。屋外型の場合、住宅の構造によっても設置場所はさまざまです。たとえばベランダにアンテナが設置されていて容易に作業できるところもあれば、屋根の上まで登って作業しなければならないケースもあるでしょう。

また、屋外型ブースターは本体の設置場所と電源を確保する場所が離れているケースも多く、電源ケーブルの引き回しに時間やコストがかかるケースもあります。

一般的なブースター設置作業であれば15,000円程度が相場となりますが、設置場所によっては難易度の高い作業が求められることもあり、それ以上の費用がかかるケースもあります。

ブースターの設置で発生しがちなトラブル

せっかくブースターを設置したのに、その後テレビの映りが悪くなったり、さまざまトラブルに見舞われることがあります。ブースターの設置において発生しがちなトラブルについて詳しく紹介します。

電波が強すぎる

ブースターの調整方法でも紹介した通り、テレビの電波は強ければ強いほど良いというものではありません。ブースターには利得(ゲイン)を調整するツマミなどがあり、これを適正範囲内にすることでテレビが正常に映るようになります。

ちなみに、電波の基地局からの距離や立地によって、ブースターを使用しない状態でも電波が強すぎるケースもあります。このような場合は、ブースターと反対の役割を果たす装置、すなわち電波の出力を抑える「アッテネーター」という機材を取り付ける必要があるのです。

テレビの映りが悪いと「電波が弱いのではないか」と考え、ブースターを自分自身で購入して取り付ける方も多いですが、実はその反対で電波が強すぎることもあるため、注意が必要です。

異常発振

異常発振とは、電波が出力側(ブースター)から入力側(アンテナ)に逆戻りする現象のことを指します。本来、テレビのアンテナは電波を受信するための機器ですが、逆戻りしてしまうとアンテナから電波が発信されてしまいます。すると、電波を使用するさまざま機器に障害を起こし、時には大規模な電波障害を引き起こす原因になることも。

異常発振はブースターの故障や利得(ゲイン)の調整ミス、その他施工不良によって起こるケースが多く、特に屋外型ブースターを自分自身で取り付けようと考えている方は注意が必要です。

ブースターの設置や調整は専門業者に任せたほうが良い理由

テレビアンテナのブースターの設置・調整は、専門業者に依頼するのがベストな方法といえます。一見簡単な作業に見えますが、さまざまな調整が必要であり、素人の私たちにとっては決して簡単な作業ではありません。なぜ専門業者へ依頼したほうが良いのか、もう少し詳しく解説していきましょう。

ブースターを設置して解決する問題なのかを判定できる

テレビの映りが悪い場合、電波が弱いのではないかと考え、手軽に購入できるブースターで対策を講じるケースが多いです。しかし、そもそも本当にブースターによって解決する問題なのかは現地調査をしてみないとわかりません。

よくあるケースとしては、台風や大雨などの災害によってアンテナの向きが変わってしまった、アンテナからテレビまで接続しているケーブルが途中で断線している、といった要因も考えられます。

テレビの画面上ではアンテナレベルを調べることもできますが、それがアンテナ本体や設備の不具合なのか、周辺環境が原因によって起こった弱電界なのかは判断できません。

しかし、専門業者であれば実際にアンテナの向きや電波レベルを詳細にチェックし、本当にブースターが必要なのか、ブースターを設置して解決する問題なのかを判定できるのです。

危険度の高い作業をする必要がない

アンテナ工事の作業経験がない方が屋外型ブースターを設置する場合、高所作業を伴うため極めて危険です。屋根の上は足場も不安定で作業がしづらく、少しの油断で屋根から落下し大怪我につながるおそれもあります。

しかし、アンテナ工事の専門業者であれば、豊富な経験とノウハウによって安全な作業を実現できます。

設備を損傷するリスクが低い?

アンテナ工事や修理、ブースターの設置は専門性の高い作業であり、十分な経験がないとアンテナ本体や住宅設備の一部を損傷する危険があります。作業経験のない方が無理に行ってしまうと、屋根から落下の危険がともなうほか、設備を損傷するリスクも高くなります。

設置工事費を節約しようとしたものの、結果として住宅設備の修理が必要になり高くついてしまった、という事態にもなりかねません。

アンテナやブースターのトラブルシューティング

専門業者に相談・依頼する前に、自分自身でできるトラブルシューティングはないのでしょうか。今回は4つのポイントを挙げながら、セルフチェックしておくべき項目を紹介します。

複数のチャンネル・複数台のテレビが同じ症状か

テレビの映りが悪い場合、まずはテレビ本体に不具合がないかをチェックする必要があります。たとえば自宅に複数台のテレビがある場合、1台のみに不具合が生じていて他のテレビは正常に映っていると、アンテナやブースターに不具合があるとは考えにくく、テレビ本体に原因があるケースが多いです。

ただし、「地上波は映るのにBS/CSが映らない」といった場合は、BS/CSのアンテナに不具合が生じている可能性もあるため、専門業者に確認してもらう必要があるでしょう。

アンテナケーブルが抜けていないか

複数のチャンネルが映らない場合でも、テレビ本体または室内のアンテナ端子からアンテナケーブルが抜けているケースもあります。アンテナケーブル自体は簡単に抜けるようなものではありませんが、引越しやテレビの買い替え、部屋の模様替えなどをした際には要注意です。

引越し業者にテレビの設置・接続まで依頼していたはずなのに、作業員がアンテナケーブルを差し忘れていたというケースも考えられるため、しっかりと確認しておきましょう。

B-CASカードの抜き差し

デジタル放送への移行によって、「B-CASカード」というものが新たに登場しました。これは携帯電話のSIMカードのようにテレビ本体に差し込んで使用するカード。テレビアンテナを接続し電源を入れただけでは試聴できず、B-CASカードが正常に差し込まれていないとテレビは映りません。

何らかの拍子でB-CASカードが抜けてしまったり、正常にB-CASカードが認識できなかったりするとテレビ放送が受信できないため、まずはB-CASカードを抜き差ししてみて、症状が改善されるかを試してみましょう。

もしB-CASカードが破損や汚れによって認識できていない場合は、B-CASのホームページから再発行を申し込むこともできます。ただし、B-CASカードの再発行手数料として2,000円がかかります。

アンテナが正常に設置されているか

最後のポイントとしては、目視でアンテナの状態が正常であるかを確認してみましょう。たとえば台風や大雪などに見舞われたとき、アンテナに強い負荷がかかって折れたり位置がずれたりすることもあります。アンテナは指向性が変わるだけでも電波の受信状態が変わることが多く、非常にデリケートです。

屋根の上に設置されている場合は上まで登る必要はありませんが、地上から確認できる範囲内で異常がないか見ておきましょう。もし明らかにアンテナが損傷していたり、以前と位置がずれていたりした場合は、専門業者によるアンテナ修理が必要になります。

ブースター設置を依頼できる業者

ブースターの設置を依頼する場合、どのような業者に相談すれば良いのでしょうか。今回は大きく4つの種別に分け、それぞれの特徴について解説します。

家電量販店

ブースターをはじめとしたアンテナ機材は家電量販店でも販売されています。そのため、屋外型ブースターの設置工事も合わせて依頼することも可能です。

ただし、多くの家電量販店では自社のスタッフが工事に訪問することはなく、家電量販店と契約している下請け業者が訪問するのが一般的です。依頼者と工事業者との間に家電量販店が入って仲介しているため、その分工事費用も高額になる傾向があります。

また、家電量販店のスタッフはあくまでも家電製品を売るのが仕事であり、テレビ本体の機能や特徴には詳しいですがアンテナ工事のノウハウがあるわけではありません。そのため、申し込みの時点で伝えていた情報が正しく下請け業者に伝達できていないこともあります。

その一方で、家電量販店は全国各地に存在し、窓口も明確であるため「どこに依頼すれば良いのか分からない」と困っている方にはおすすめです。

ホームセンター

ホームセンターも家電量販店と同様、自社のスタッフではなく下請け業者が訪問するケースが一般的です。そのため、工事業者に直接依頼する場合を比較すると、工事費としては高くなる傾向もあります。

また、ホームセンターと一口に言ってもお店の規模や取り扱い製品も異なります。家電製品を取り扱っていないホームセンターではブースターの設置工事を断られてしまったり、「アンテナの設置工事は可能だがブースター設置工事には対応していない」といったパターンも考えられます。

一方、ホームセンターは家電量販店と同様に店舗数も多く、下請け業者も信頼性の高いところが多いため安心です。多少工事費は高くなったとしても、「安心して依頼できる業者を自分で探すのは難しい」という方におすすめです。

個人経営の電器店

昔から地域に根ざして経営している小規模の電器店があれば、ブースター工事に対応してくれる可能性も高いです。個人経営の電器店は、主に地元住民に対してサービスを提供しているため、法外な料金を請求したり、後になってトラブルに発展するような手抜き工事をしたりする心配も少ない傾向があります。

しかし、昔ながらの個人経営の電器店は近年大幅に店舗数が現象し、そもそも近所にお店が存在しないケースも多いです。また、仮にお店があったとしても、経営者が高齢で体が動かなくなり、自らのお店で取り付け作業を行えない場合もあります。取り付け工事を断られてしまったり、家電量販店やホームセンターのように委託業者に依頼したりするケースもあるため、事前にしっかりと相談しておくようにしましょう。

アンテナ修理専門業者

ブースターの設置工事を依頼する際にもっともおすすめなのが、アンテナ修理を専門に行っている業者に相談・依頼する方法です。家電量販店やホームセンターから委託されている業者のなかには、一般客からの直接依頼を請け負っているケースもあり、仲介しているお店がない分工事費用を安く抑えることができます。

インターネットで「アンテナ修理」や「ブースター設置工事」などのワードで検索するとさまざまな業者がヒットし、現地調査や見積もりを無料で対応してくれるところも多いです。

ブースターの設置を依頼する業者の選び方

ブースターの設置工事はアンテナ修理の専門業者に依頼するのがおすすめであると紹介しましたが、信頼できる業者を選ぶのは簡単なことではありません。そこで、初めての方でも簡単に見分けられる方法をいくつか紹介しましょう。

テレビアンテナの設置や修理の専門業者へ依頼

ただし、その一方で本当に信頼性のある業者であるのかを見極める力も必要になります。中には悪質な業者も存在し、ブースターの設置工事費用として相場よりも明らかに高額な費用を請求したり、手抜き工事によってトラブルになったりするケースもあります。

ブースターの設置工事を依頼するうえでもっとも重要なポイントは、テレビアンテナの設置や修理を専門に取り扱っている業者を選ぶことです。「家電修理に対応していればテレビアンテナやブースターの設置工事にも対応できるのでは?」と考える方も多いですが、家電製品の修理とアンテナの設置や修理は専門性も異なります。

特にブースターの設置作業は高所での作業が必要になるほか、住宅設備の工事をしなければならない場合もあります。アンテナ工事を専門に扱っているということは、それだけ多くの依頼を受けている証拠でもあり、豊富な経験やスキルがある担当者が対応してくれる可能性が高いのです。

料金が明瞭で分かりやすい

アンテナ工事やブースターの設置作業においてトラブルに発展しやすいのが、料金に関する項目です。「見積もり金額よりも高額な費用を請求された」「相場よりも明らかに高い料金を請求された」「なぜこの金額になるのか明確な回答をしてくれなかった」など、トラブルの内容もさまざまです。

たとえホームページやチラシに料金が掲載されていても、必ずしもその料金内で収まるとは限りません。まずは見積もりをとってもらい、料金の内訳を確認してみましょう。もし内訳が一切なく総額のみの表記になっていたり、内訳の詳細について聞いても明確に答えてくれない業者には依頼しないようにしましょう。

24時間365日対応してくれる

ブースターの設置が完了した後、災害などによってアンテナの修理を依頼するケースもあります。しかし、工事業者の中には営業時間が限られていて翌日以降の訪問となることも多いもの。継続的にアンテナ工事や修理を依頼できる業者を探すのであれば、24時間365日対応してくれるところがおすすめです。

インターネットによってさまざまな情報が手に入れられる時代とはいえ、高齢者にとってはテレビが貴重な情報収集の手段でもあります。万が一に備え、即日対応可能な工事業者に頼るのも重要なポイントです。

現地調査が無料

料金請求に関するトラブルを未然に防ぐためには、現地調査が無料の業者に依頼することが大前提となります。料金の見積もりを作成するためには、必ず現地に訪問したうえでアンテナやテレビの状態を見極めなければなりません。

しかし、悪質な業者になると現地調査の段階から高額な費用を請求してくる場合も多く、このようなケースでは訪問してもらっている以上料金を支払うほかありません。ホームページやチラシに「現地調査無料」や「見積もり無料」と記載されていることを確認し、念のため電話でも無料であることを確認しておきましょう。

また、現地調査に来てもらい見積もりを提示してもらった際には、「これ以上の費用が請求されることはないか」も入念に確認してください。

作業前に簡単な説明を行ってくれる

作業当日、訪問した際に簡単な作業説明を行ってくれると、利用者も安心するものです。もしこのような説明がなければ、見積もり内容をもとに作業内容の確認をしてもらい、事前に伝えられていた費用についても確認しておきましょう。また、作業前の段階においても「追加費用が発生しないこと」を念押ししておくと良いでしょう。

もちろん、やむを得ない理由で追加の工事が必要となるケースもあるのですが、作業に入る前にしっかりと説明してもらうことが重要です。

まとめ

テレビの映りが悪い場合、ブースターを設置することによって改善することができるかもしれません。アンテナまでの電波が弱かったり、アンテナからテレビまでの経路で電波の損傷が多かったりする場合、ブースターの設置でテレビの映りをキレイにすることができる可能性が高いです。

ブースターの設置は自分でも可能ですが、調整をしないといけません。もし不安なら、専門業者に相談・依頼するのもありです。弊社もテレビアンテナのブースターに関する相談・依頼を受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。

関連記事一覧