看護師がワークライフバランスを整える働き方とは?

お悩み

看護師として働き始めると残業や夜勤があり毎日クタクタ…。休日は寝て1日が終わってしまったという人も多いのではないでしょうか?私も働き始めて大変だと感じたことは情報収集のための前残業や定時を過ぎてやっと記録…といった終わりのみえない残業です。さらに夜勤も始り不規則な生活となり家庭との両立が大変だと感じました。そこで今回は看護師がワークライフバランスを考慮した働き方について紹介していきたいと思います。

よくあるワークライフバランスの悩み

・夜勤があり友人や家族と予定が合わない
・残業などでプライベートな時間が少なく、恋愛や趣味が後回しになる
・将来のキャリアプランが描きにくい(結婚・育児を見据えた働き方)
・残業で保育園のお迎えが間に合わない
・家事、育児で常に時間がなく余裕がない


東京医科大学の研究グループによると、長時間労働は心身のストレスに直接関係ないとする研究結果がある一方で、その先の睡眠時間の短縮や、食生活がが心身の健康に間接的に関連しているという研究結果があります。


看護師をする前は定時で仕事を終わっていたので大変だと感じました💦

生活の見直し・工夫

現在の職場で仕事とプライベートの両立ができないか考えます。
シフトの相談をしたり、自分の優先順位(家庭・収入・キャリアなど)は何か一度ゆっくりと考えてみる時間をとることもおすすめ。

例えば新人看護師であればスキルを身につけることが優先となれば少し仕事を頑張る時期かもしれません。その中でも息抜きができるよう、休日は友人とリフレッシュするなど自分なりに工夫しましょう。

結婚し家庭がある人家族と家事・育児の分担をするなど協力体制を整ることも良いかもしれません。

新人看護師の頃は慣れない業務もあり忙しかったですが、同期と飲んだり、旅行したりとリフレッシュすることも大切にしていました✨

働き方の選択肢

今の職場でワークラフバランスがとれない人は一度働き方を見直してみるも良いかもしれません。
看護師の働き方は病院の常勤だけでなく様々な場所や雇用形態があります。
こちらの表にまとめてみました。

主に急性期・回復期・慢性期と分けられ入院患者の全身管理、検査、処置、投薬管理などを行います。

メリット
・幅広い知識・スキルが身につけられる
・教育体制が整っている職場が多い
・キャリアアップや認定看護師への道が開けやすい

デメリット
・残業:多め
・シフト制:夜勤があり生活リズムは乱れやすい

医師の診療の補助、採血・点滴・検査介助、患者への説明などを行います。

メリット
・日勤のみ
・残業が比較的少ない
・患者は比較的軽度、急変対応は少ない

デメリット
・給与水準は低い傾向
・医師主導の業務が多く、スキルの幅は広がりにくい
・小規模のため人間関係に左右されやすい

利用者の自宅へ訪問し、バイタル測定、服薬管理、医療処置、在宅療養のサポートを行う。

メリット
・利用者とじっくり関わることができる
・日勤中心で夜勤なし(オンコールはある場合あり)
・在宅医療の専門性を身につけられる

デメリット
・急変時に一人で判断・対応する必要がある
・移動が多く天候に左右される
・オンコールがある場合は拘束感がある

入居者の健康管理、服薬、処理(吸引・褥瘡ケアなど)を行う。

メリット
・夜勤なしや少なめの施設も多い
・医療処置は限られ負担が比較的軽い
・高齢者とじっくり関われる

デメリット
・医療スキルは維持しづらい
・急変時に医師が不在で責任が重く感じられる
・給与水準は病棟より低い傾向

社員の健康管理、健康相談、健診結果フォロー、衛生委員会の活動などを行う。

メリット
・日勤のみ、土日祝休みが多い
・残業が少なくワークライフバランス良好
・給与水準は比較的高め

デメリット
・求人が少なく倍率が高い
・臨床スキルはあまり活かせない
・デスクワーク中心で物足りなさを感じる人も

健診や人間ドックでの採血、心電図、問診、内視鏡介助などを行う。

メリット
・日勤のみ、土日休みが多い
・定時退勤しやすい
・医療処置は限られるため負担が少ない

デメリット
・給与は病棟より少なめ
・単調な業務が多くスキルアップには不向き
・検査件数が多いとスピード重視で疲れることも

優先順位を考える

始めにもお伝えしましたが、ワークライフバランスを考える時に重要なことは優先順位です。
スキル、家庭との両立、給与などどれも完璧な職場は稀でしょう。

自分が今一番大切なものは何か?を重視することで働き方の選択肢が変わります。

独身の頃であれば「学びの時期」ととらえスキルアップに集中するのも良いですし、子育て中の人は今は「家庭が優先」と割り切る必要もあります。

給与についても大病院、夜勤もあると収入も多くなりますが負担も大きく、自由度も下がることも。その分クリニックや施設などは給料は控えめでも生活の安定を得やすい傾向があります。

私は終わりのみえない残業がとにかく嫌だったので残業のない職場に転職しました!
結果プライベートな時間も増えQOLが上がりました✨

まとめ

ライフステージによって悩みや課題は異なります。自分の価値観に合った働き方を選び、無理なく続けられる環境を整えることが大切です

職場選びや生活の工夫をして看護師としてのやりがいとプライベートの充実を両立させましょう。

この記事を書いた人

りこ
社会人から30歳の時に看護師免許取得。
医療業界15年以上の経験から広い視点で看護師の働き方、転職情報などを執筆。

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