看護師が夜勤を辞めて良かった理由と後悔しないためのポイント

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「夜勤行きたくないな…」「生活のリズムが崩れて体調がすぐれないな…」看護師で夜勤をしている方は一度は思ったことがあるのではないでしょうか。病院勤務の看護師は一般的に夜勤はつきものです。2交代制であれば月に平均4回、3交代制であれば月に平均8回は夜勤に入るかと思います。夜中起きて仕事をしなければならない事自体身体に負担がかかるうえ、1人で10〜15人前後の患者さんを受け持ちするため精神的なにも負担がかかります。しかし夜勤を辞めると給料が減るため夜勤を続けている看護師も多いのが現状です。そこで今回は夜勤のメリットとデメリットと実際に夜勤を辞めたことがある私の経験を紹介します。

夜勤のメリット・デメリット

夜勤のメリット

夜勤のメリットは何と言っても夜勤手当がつくことです。
夜勤をすることで月3〜5万前後手当がつきます。夜勤回数が多い職場では月8万円以上になることも。そのため日勤のみの月収より多くなります。

また、夜勤前や夜勤明けなど昼間に時間が空くため平日の混んでいない時間に買い物や美容院、趣味の時間にあてることも可能であり時間を有効活用したい人には嬉しい働き方です

さらに、日勤では入院や退院、検査・手術だしなど多くの業務をこなす必要がありますが、夜勤帯は緊急でない限り入院がないため、患者さんが寝ている間は受け持ち患者さんのサマリーを書いたりなど自分の業務に集中することができます。

夜勤のデメリット

夜勤のデメリットはやはり不規則な生活リズムになることです。
日勤・夜勤の両方の勤務をしていることで睡眠や食事など生活リズムが不規則になるため、疲労が蓄積したり不眠、体調を崩してしまったりする場合があることも。

また、子どもさんがいる家庭では夜勤に入ることは困難になるので家族のサポートが必須になってきます。夜に母親がいないことで寂しい思いをさせてしまうケースも少なくありません。

さらに日勤では5〜6人程度の受け持ち患者を受け持ちが夜勤では1人で10〜15人前後の患者を受け持ちます。看護師も2〜3人で50人近い患者さんを受け持たないといけないので緊急入院、急変時は負担が大きいです。

夜勤を辞めて良かったと感じる理由

私は家庭の事情で夜勤を辞めた時期が1年程度ありましたが、辞めてみて一番感じたことは生活のリズムが整い、身体的にも精神的にも負担が軽減したことです。

夜勤は慢性疾患のリスクや不眠症、認知機能の低下機能のリスクも示唆されています。
やはり夜勤をすると生活のリズムが崩れるため夜勤明けは眠くて身体が重かったり、少ない人数で多くの患者さんを受け持つ必要があるため負担もより大きいです。

健康を考えると夜勤を続けるかどうかは考えたいところになります。

サーカディアンリズムには逆らえないですね。

夜勤を辞めても後悔しないためのポイント

夜勤は大変なこともありますが、夜勤を辞めると収入は減ります。夜勤を辞める際は収入減を見越した生活設計をしましょう。

また多くの病棟看護師は夜勤必須であり夜勤が出来なければ外来など他部署に移動すること。さらに、夜勤をすることで患者さんの夜の様子や多重業務、急変対応のスキル等身につくためキャリアアップしたい方は夜勤を経験することで得られるメリットもあるためよく考える必要があります。

年収にすると50〜100万減るため考慮しましょう。

夜勤なしでも充実して働ける職場

夜勤を辞めてもこの職場なら長く働けると思える環境を選ぶことが重要です。

「夜勤がつらい」と感じたら無理せず、一度キャリアを見直すことをおすすめします。
給与はもちろん年間休日日数、残業の有無、賞与など総合的にに自分に合った環境を見つけることで看護師として安心して長く働き続けることができるでしょう。


りこ
社会人から30歳の時に看護師免許取得。
医療業界15年以上の経験から広い視点で看護師の働き方、転職情報などを執筆。

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