
子供が何歳になったら夜勤できそう?
上司にそう聞かれて、とっさに答えられなかったことはありませんか。
周りのママ看護師はもう夜勤に戻っているのに、自分だけタイミングをつかめずにいる。そんな焦りと罪悪感の間で揺れている方も多いと思います。
結論夜勤復帰は子供の年齢でなく家庭全体のペースが整ったタイミングで復帰するのが望ましいです。
この記事では、看護師の夜勤復帰の一般的な目安や法律上使える制度を体験も交えてお伝えします。
読み終える頃には、自分のペースで決めていいと少し肩の力が抜けているはずです。
\育児と両立できる求人を探す/
・社会人から看護師免許取得10年目
・医療業界15年以上の経験
・急性期病院→回復期病院へ転職
・1児のママ看護師
看護師の夜勤復帰は子供が何歳から?「3歳目安」の根拠と、夜勤免除は何歳まで使えるか

「3歳になったら夜勤に戻る」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
しかし、これは残業免除制度と混同されているケースが少なくありません。以前は、残業免除(所定外労働の制限)の対象は3歳未満の子どもを養育する労働者でした。
しかし、2025年4月の法改正により、対象は小学校就学前までに拡大されています。なお、夜勤免除(深夜業の制限)は、以前から小学校就学前までが対象です。
3歳(保育園入園)が目安とされる理由
3歳になると多くのママ看護師が利用している時短勤務の制度の利用が終了するためです。
<時短勤務概要>
・育児などでフルタイムで働くことが難しい場合所定労働時間を原則6時間(5時間45分~6時間)まで
・時短勤務制度を利用できるのは、子どもが3歳の誕生日を迎える前日まで
また、3歳前後は幼稚園や保育園に通い始める時期と重なり、子供自身の生活リズムが整いやすくなります。
夜泣きが減り、日中の活動量が増えることで夜にぐっすり眠れるようになる子が多いのもこの時期です。
夜勤免除(深夜業制限)は法律上「小学校入学前」まで請求できる
もう一つ知っておいてほしいのは、夜勤免除には法律上の後ろ盾があるということです。
育児・介護休業法では、小学校に上がる前の子供を育てている労働者が請求すれば、事業の正常な運営を妨げない限り、会社は深夜(22時〜5時)に働かせてはいけないと定められています。
パートやアルバイトであっても、勤続1年未満などの一部例外を除けば同じように請求できます。
つまり家庭の状況が整っていなければ、小学校に上がるまでは制度として夜勤を免除してもらう権利があるということです。
3歳になったから夜勤しなきゃと焦る必要はなく、家庭のペースで検討できます。
看護師の夜勤復帰、年齢より大事なのは「3つの準備」

子どもの生活リズムが整っているか
夜勤復帰を考えるときに、まず確認したいのが子どもの生活リズムです。
・夜泣きが落ち着いてきたか
・保育園や預け先で安定して過ごせているか
・生活リズムが整っているか
年齢だけで判断をするのではなく上記を目安にすると安心です。
私自身、夜勤を再開したのは子どもが1歳半の頃でした。
保育園にも慣れて私自身も育児と仕事の生活に慣れたタイミングだったため、まずは月2回だけ夜勤に入ることにしました。
最初から無理をせず、夜勤後の子どもの機嫌や生活リズムを数日観察しながら、少しずつ回数を増やし現在は月に4回夜勤をしています。

子どもの年齢ではなく、子どもの様子を見ながら無理なく復帰することがポイントだと感じています。
家族のサポート体制が整っているか
夜勤中は、子どものお世話を安心して任せられる環境があるかも大切です。
私も夜勤を再開する前に夫と夜勤中の対応について具体的に話し合いました。
・子どもの送迎はできるか
・食事やお風呂などのお世話はできるか
・子どもが夜中に泣いたらどうするか
このように一度シミュレーションしておくと安心です。
ママ自身の体調や気持ちに余裕があるか
夜勤復帰では、子どものことだけでなく、自分自身の体調も忘れてはいけません。
育児休暇から復帰したばかりの時期は、約1年以上夜勤から離れていることも多く、想像以上に体力が落ちています。
さらに、育児と仕事の両立だけでも心身への負担は大きいため、無理な夜勤復帰は避けたいところです。
まずは自分の体調や疲労の回復具合を確認し、少ない回数から始めるなど、無理のないペースで復帰することをおすすめします。
看護師の夜勤復帰はメリットもある

夜勤には収入面だけでなく、平日昼間に自由な時間が作れるという子育て世帯ならではのメリットもあります。
夜勤手当で収入アップ
夜勤手当がつくことで、日勤だけのときより収入に余裕が生まれるのは分かりやすいメリットです。
月に5万円は変わりるので子育てでかかる費用もまかなえますし自分へのちょっとしたご褒美も心置きなく使えます。
平日に時間が取りやすくなる
それだけでなく、夜勤明けの日や夜勤前の日中は、平日でも時間が取りやすくなります。
子供の通院や役所の手続き、自分自身の用事など、休日にまとめて動くよりも身動きが取りやすいと感じる場面は多いです。
「夜勤=我慢して続けるもの」ではなく、「夜勤=生活を回しやすくする選択肢の一つ」として捉え直してみると、気持ちが少し楽になります。
看護師の夜勤復帰子供との絆は育める

「大好きだよ」のハグを増やす理由
夜勤で一緒にいられる時間が減る分、「大好きだよ」と言葉にしてハグする時間を意識的に増やすことで、子供との信頼関係は十分に築けます。
私が意識しているのは、一緒にいられる時間の長さではなく、関わり方です。

特に大事にしているのが、「大好きだよ」と口に出しながらぎゅっとハグする時間を増やすことです。
ハグのようなスキンシップをすると、オキシトシンという、別名「幸福ホルモン」とも呼ばれる物質が分泌されるといわれています。
オキシトシンは安心感やストレスの軽減、そして親子の信頼関係の構築に関わるとされており、短い時間でも意識的なスキンシップを重ねることが子供の安心につながります。
看護師が夜勤なしで働き続けられる職場はたくさんある

夜勤ができないからといって看護師を諦める必要はなく、夜勤なしで続けられる職場は増えています。
私自身、以前は夜勤なしのパート勤務に切り替えた時期があり、それが今の働き方の土台になっています。夜勤のない、もしくは負担が少ない職場としては、次のような選択肢があります。
- クリニック:基本的に夜勤なし、土日休みの職場も多い
- 訪問看護:オンコール対応はあるものの、病棟のような連続夜勤は少ない
- デイサービスなどの介護系施設:日中のみの勤務が中心
- 健診センター
- 企業看護師
これらは病棟に比べて夜勤の頻度や負担が少ない分、給与面では病棟常勤より低くなりやすい傾向はありますが、生活リズムを優先したい時期には現実的な選択肢です。
また、3歳未満の子を育てている場合は、所定労働時間を原則6時間に短縮できる短時間勤務制度も利用できます。

夜勤に戻れない=キャリアが止まるのではなく、今は夜勤なしの働き方を選ぶという前向きな選択として捉えて大丈夫です。
\夜勤なしの求人を探す/
よくある質問
夜勤を始めた直後は、子どもが寂しがったり甘えが強くなったりすることがあります。しかし、多くの場合は家族の協力や生活リズムが整うことで少しずつ慣れていきます。夜勤明けや休日は意識して子どもとの時間を作ることで、安心感につながるでしょう。しかし、子どもの特性はそれぞれなので影響がないとは言い切れません。子どもの様子をしっかりみていくことが大切です。
夜勤を再開してみて「体力的につらい」「育児との両立が難しい」と感じたら、一人で我慢する必要はありません。夜勤回数の調整や夜勤免除制度の利用、働き方を見直すことも選択肢の一つです。無理を続けるよりも、自分と家族が無理なく生活できる働き方を選ぶことが大切です。
まとめ|子供の年齢はあくまで目安。家庭のペースで決めていい

- 3歳は一般的な目安。ただし夜勤免除は法律上、小学校入学前まで請求できる
- 年齢より「子供の生活リズム・家族のサポート・自分の体調」の3つで判断する
- 夜勤には夜勤手当や平日の時間が取れるといったメリットもある
- 「大好きだよ」のハグなど、関わり方の工夫で夜勤中でも絆は育める
- どうしても難しいときは、夜勤なしで働ける職場を選ぶという選択肢もある
夜勤復帰をする年齢に働き方に正解はありません。
周りと比べず、家庭のペースで少しずつ決めていけば大丈夫です。
\育児と両立できる職場を探す/
この記事を書いた人







コメント